MAMAMOO(ママム)がロングヒット曲「HIP(ヒップ)」のMV内で着こなすあの衣装のブランドは?

昨今韓国ではフェミニズム文学が大変な話題を呼んでいるが、その文脈をなぞるかのような女性像を映し出し、”アイドル”と呼ぶのはもはや憚られる女性グループこそがMAMAMOO（ママム/ママムー）だ。

今回はロングヒット曲「HIP(ヒップ)」の衣装に見る彼女たちのクールな着こなしをご紹介。

MAMAMOO(ママム)が昨年11月にリリースし、2020年9月現在1億6千万回以上の再生数を誇る「HIP(ヒップ)」彼女達の代表曲と言っていいだろう。「HIP(ヒップ)」で見せる彼女たちのスタイルや歌詞には、現代社会を生き抜く女性にとっての指針なるようなMAMAMOO流の哲学がたくさん詰め込まれている。

MAMAMOO(ママム)のリーダーでありメインボーカルのソラはメンバー最年長。ビジュアル的にも高い人気を誇る彼女であるが、メインボーカルというポジションに裏打ちされた歌唱力は本物である。個人で開設しているYouTubeチャンネルも人気が高い。

そんなソラは「HIP(ヒップ)」のMVでOPEN THE DOOE(オープンザドア)のスウェットを着用。

- MAMAMOO(ママム) ソラ着用のOPEN THE DOOR(オープンザドア)とは?

OPEN THE DOOR(オープンザドア)という韓国ブランドの魅力は何よりそのコストパフォーマンスにある。レディースをメイン扱ってはいるが、多くの商品がユニセックスとして着用することもできる。そのキュートな色味から、ペアルックとして着ても楽しいとして人気のブランド。

ボーカル兼ラッパーを務める1995年生まれのファサ。MAMAMOO(ママム)というグループを目にしたとき、どうしたって目を引いてしまうのがこのファサである。これだけの迫力を持ってしてなんと最年少メンバーというから驚き。

そんなファサが「HIP(ヒップ)」のジャケットで履いているのは太いシルエットのSKOOT(スクート)のパンツに、MONOBABIE(モノーバービー)のコンバットブーツという緩急をつけたスタイルに。

- MAMAMOO(ママム) ファサ着用のSKOOT(スクート)とは?

SKOOT(スクート)はオーストラリア人、アメリカ人、韓国人の3人のアーティストがディレクションを手がける新鋭韓国ブランドである。「ファッション × アート」をルーツに、ハイストリートなデザインを提案しており、その完成度の高さからA$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)ら著名なラッパーにも愛用されている。

- MAMAMOO(ママム) ファサ着用のMONOBABIE(モノーバービー)とは?

エッジのあるスタイルを提案するシューズブランドMONOBABIE(モノーバービー)。価格は比較的安価でありながら、ヒール全般にローファー、パンプス、ブーツ、スニーカーなど幅広いラインナップを取り揃えているため、お気に入りアイテムが見つかりやすいのも強み。

こちらも「HIP(ヒップ)」のジャケットからのご紹介。フィインが履いているパンツはOZOD(オージーオーディー)のジップで自由に開閉できるパンツ。そのカラーリングや、ジップのギミックもさることながら、ウエストの位置などの調節によってシルエットの変化も楽しめるという魅力の詰まりすぎた1本となっている。

- MAMAMOO(ママム) フィイン着用のOZOD(オージーオーディー)とは?

韓国の新鋭ブランド・OZOD(オージーオーディー)は、シーズンテーマに沿って複数のパーツから構成されたデザインや特徴的なシルエットやディテールにこだわることで知られるブランドである。

その男前な風貌に思わず魅了されてしまうラッパー兼メインダンサーであるムンビョル。1992年生まれで、女性らしい面が美しいのはもちろんの事、ミュージックビデオでは男装をした姿がファンの間では印象強く残っていることもあり、強い女性像を打ち出すMAMAMOO(ママム)の中心的メンバーである。

そんなムンビョルが着用しているトップスはFAN YOUNG(ファンヤング)のアイテム。

- MAMAMOO(ママム) ムンビョル着用のFAN YOUNG(ファンヤング)とは?

デザイナーのYoungHwan Yangがロンドンのファッションカレッジ在籍中にスタートしたブランドである。主にソウルとパリを拠点としている。ブランド独自の目線で見る社会問題なども積極的にデザインに反映させ、発信していく姿に目が離せない。

今回はMAMAMOO(ママム)が「HIP(ヒップ)」のミュージックビデオ内で見せたファッションについてご紹介したが、彼女たちはファッションや歌詞やダンスだけでなく、その世界との向き合い方から生き方を示しているような節がある。MAMAMOO(ママム)のこれからが楽しみだ。